HBSのインタビューについて

HBSのインタビューはビジネススクールのインタビューの中で最も過酷です。誰もが口を揃えてそう言います。30分間、1対1であなたのパーソナルな経験とプロフェッショナルな経験を始め、ありとあらゆる点について様々な角度から突っ込まれます。テンポ良く進んだ面接であれば一人当たり約30個の質問が繰り返されます。これらの質問にポイントを抑え、「簡潔」に「要領よく」答える必要があります。間延びしたり質問の趣旨と異なる回答をするとアウトです。

面接突破のコツ

面接を突破するには気をつけるべき点がいくつもあります。これら全てを抑えて初めて合格が出ます。

まず1つ目は前述の通り聞かれた質問に簡潔に要領よく答えることです。ダラダラ答えてはいけません。具体的には、まず結論を一言で述べます。そしてそれをサポートする根拠を述べて補強します。結論を1番最初にしゃべらないと、自分が回答している途中で面接官に遮られて言いたいことを言えずに終わるリスクがあります。また聞いている側からすると、いつまでたっても結論が出てこないのはじれったいものです。加えて面接を通して、面接官はあなたがHBSのケースディスカッションでにどれだけ通用するかを見ています。ケースディスカッションでも同じく結論を先に言うことが基本中の基本なのです。まず結論を簡潔に述べてからそれをサポートする根拠を述べる。これは何度も練習を重ねないと癖が身につかないので1万回くらいモックインタビューを重ねましょう。

続いて必要な事は(当たり前ではありますが)明るくハキハキと喋ることです。面接官はあなたが入学してから他の学生とどのようにコミニケーションを取るかを知りたいと考えています。誰もがこの人と友達になりたいと思えるような、明るくハキハキとした回答をして面接官に良い印象を与えましょう。HBSでの学生生活では、ソーシャライジングは非常に重要な要素です。

更に、自信を持って回答することも重要です。先ほどお伝えした通りHBSのケースディスカッションで存在感を出す為には自信を持った話し方をすることが求められます。そうでないと、説得力が落ちます。面接中は答えるのが難しい質問も聞かれますが、どんな質問にも自信を持って回答できるように準備しておきましょう。不意打ちの質問が来ても怯まないようにするには、どんな角度から聞かれても答えを返せる答えの軸を持っておくことが必要です。これも最終的には練習を繰り返すことでしか身に付きません。ではどのようにしたら効果的に練習ができるかと言うと、まずはアメリカ人のネイティブスピーカーと練習をすること。そして毎回違う相手と話すことです。これについては次の段落で詳しく述べます。

1人で練習しない

よく鏡の前で面接一問一答をする人がいますが、野球の素振りのように一人で面接の練習をすることは危険です。面接練習の初期段階であればある程度はそれも必要ですので、仕方ありません。しかし、ある程度慣れてきたら1人で地道な努力を繰り返すスタイルの準備方法はやめましょう。なぜかというと、1人でセリフの暗記を繰り返すことによって答え方が固まってしまい、逆に面接の本番でカーブボールが飛んできたり、少しでも想定と違った質問が入ってくると、途端に対応ができずに撃沈することになります。練習を重ねることは大事ですが、野球で言えばひたすら素振りをするのでなく、ピッチャーが投げる球を打ち返す、活きた練習をしましょう。面接官はど真ん中の直球でなく、フォークもカーブもスライダーも色々な球を投げてきますので。たまにボール球も飛んできますので、それはあえてバットを振らないという対応もできるようになりますし、うまく打ち返せなさそうな球であれば、カットでファールにする、またはバントをする、といったこともします。これらは相手と一緒に練習しないと習得不可能です。

まずはとにかく練習相手を見つけてください。繰り返しますがアメリカ人の英語のネイティブスピーカーで、あなたの知らない人と練習することは基本中の基です。コンサルタントはあなたのことをよく知っているのである程度は練習になるものの、それだけでは不十分です。また練習相手はある程度の社会人経験を経た大人が良いでしょう。社会人であればジョブインタビューなども含めて数々の面接を経験しているから、質の高いフィードバックをすることができます。よくフィリピンの低コストのオンラインの英会話サイトなどもありますが、あれはやめておきましょう。フィリピン人の話す英語ボキャブラリーや発音はアメリカ人と全く違うので、あまり効果的な練習にはなりません。実際の面接ではバリバリのアメリカンアクセントの面接官と話すことになるので、怯まないように、絶対アメリカ人と練習して場数を踏んでください。同じ理由で日本人同士でモックインタビューをすることも、ある程度は良いですが、日本人同士で練習する時間があるのであれば、アメリカ人との練習時間を増やしてください。効果が全く違います。

面接に向けての心構えを一通りお話しさせていただきましたが、上記の点を押さえて何度も練習をすることで初めて合格が実現します。ここまできたら最終合格まであと少しです。消してここで気を抜かないように最後のラストスパートを行ってください。繰り返しますが、アメリカ人ネイティブスピーカーとどれだけ質の高い面接練習をできたかで、合否が左右されます。

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